
【入間地区美術教育研究会 令和4年度研究主題】
きらめく感性 つくりだす喜び
~一人一人が豊かに生きる力を育む、図工・美術の授業を目指して~
研究主題を具現化するための5つの柱と具体的な取り組み
1:受け止めよう「子ど もの心」
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「子どもの心」一人一人の感性をしっかりと受け止め、励ますこと。
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自己の心を見つめ、他者と心を通わせあうことを大切にすること。
【各種展示会】
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身障者のための美術展
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郷土を描く美術展
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児童生徒美術展
2:育てよう「確かな力」
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「育てたい力」を具体的に明らかにしていくこと。
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「確かな力」を生きて働く力としてとらえられること。
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「共通事項」を意識していくこと。
【各種展示会】
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身障者のための美術展
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郷土を描く美術展
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児童生徒美術展
3:創造体験を通して、図工美術の輪を広げよう
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授業づくりに向けたヒントを得たり、題材の開発・アレンジをしたりする機会を設けること。
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材料や用具、表現技法の体験を通して指導技術を学ぶ機会を設けること。
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現場のニーズに応え、若手教員の育成を図ること。
【研修及び活動】
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夏季実技研修会
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県造形教育研究大会
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かわら版の発行
4:未来をひらく実践にトライしよう
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美術館・専門家との連携を図ること。
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図工美術を生かした、学級・学校・地域づくり。
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映像表現・アートプロジェクト・ギャラリートーク・アートゲームなどの活用を図ること。
【研修及び活動】
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美術館研修
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研修報告
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授業研究会
5:深めよう いきいき授業
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子どもたちの実態に応じた授業、狙いを明確にした授業を構想し、展開すること。
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つくりだす喜びを味わい、子どもたちが力を十分に発揮できるような手立てを考えること。
【研修及び活動】
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審査員の研修
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評価研究会
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作品の見方研修
審査基準、及び、審査にあたっての留意事項
1:受け止めよう「子どもの心」
児童生徒の思いや願いが生き生きと表現されている作品であること
表現することの楽しさや喜びが伝わってくる作品、子どもが思いのままに、自分の思いをもって表現した作品を選ぶ。
「子どもの声を聞く」「子どもの思いや願いを受け止める」姿勢で、作品に接近するなど「子どもの目線に」なって、「子どもの心」をていねいに見取る(受け止める)
題名や作者の言葉を手掛かりにしたり、制作過程を読み取ったり、聞き取ったりして、「子どもの心」や指導の意図を丁寧に見取る(受け止める)
小品や目立たぬ作品にも目を向けて適切に評価する。
2:育てよう確かな力
児童生徒の感性や造形的な創造力が十分に発揮されている作品であること
それぞれの感性をもとに、自由な発想で表現したことが感じられる作品、表現したいものに合わせ、造形的な能力が十分に発揮されている作品を選ぶ。
「評価の4観点とその趣旨」や[共通事項]等を参照し、「確かな力」(表現を通して生きて働いた力)を見取る。
3:深めよう生き生き授業
創意ある取り組みに基づいた広く紹介することがのぞましい作品であること
入間地区全体に広く紹介することがのぞましい新たな取り組み(題材開発など)については、積極的に評価する。
取り組みの意図、新たな試みのよさ等について、各班から積極的に紹介してもらい参考にする。
4:
学習指導要領を踏まえた平素の授業から生まれた作品であること
教科書等の題材のならいや系統性、時間数などを十分に把握した上で、作品や取り組みの価値を見取る。
できるだけ複数の目で多角的に見るようにし、各学年の作品、様々な傾向の作品をバランスよく選定するする。
各校の図工・美術教育の振興を励ますよう配慮する。